第1068話
「はぁ~…! 誰がオッさんだよ!!」
ルーは苦笑し壊れかけのバンのドアを開けた。
「寸前って、もうスクラップだろ❗❗
これマジで動くのかよ!?」
マックはコンコンと裏拳でボディを叩いた。
「バァ~カ❗❗ 男と車はなァ、見てくれじゃねぇンだよ!!」
ルーは運転席に乗り込んだ。
「リナさん!」
ボクは彼女に顔を向け、
「ここからはボクたちだけで行く。勇者の車で帰ってくれ!!」
「え、どうして…!?」
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