第990話

「行きましょう!」

 リナは既に玄関へ向かっていた。

「え……! 行くって、どこへ?」

 ボクは後について行こうとした

「海藤 マモルのトコへ!!」

「え、海藤……?」

 ボクはテレビを消そうとリモコンに手を伸ばした。


『あ! 爆発現場付近で生存者がいた模様です! 救急隊によって搬送されて行きます!!』


「え……?」

 ボクはリモコンを手にしたまま画面に釘付けになった。

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