　オレは、一瞬、考えた。

　モヒカンのヤツがトリガーを引くよりも早く銃を叩き落とす事が出来るのか。

「キャッ、龍児～～❗❗」

　龍騎は、サーベルの切っ先をアンジェラの真っ白な柔肌に添って滑らせていった。

「クソ、橘龍王がこの事を知ったら、お前ら、後継者の資格を無くすぞ！！」

　オレは龍聖と龍騎を交互に睨んだ。

「フン！　今さら後継者もクソもねぇ～よ！！」

　皇帝、龍聖が睨んだ。

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