第832話
「死ね~!!」
叫びながらスキンヘッドが右拳のメリケンサックをオレの顔面へ叩き込んできた。
「チィ!顔はやめておけよ!」
オレは軽くステップを踏んでスウェーバックで、のけ反りメリケンサックを避けた。
そのままカウンター気味に右の掌底をスキンヘッドの左頬にぶち込んだ。
ガゴッと鈍い衝撃音がした。
「ゲぉグァラ~~……」
スキンヘッドはワケの解らない擬音を発し吹っ飛んだ。
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