第430話

「ぅっわ~~~~~~!!」

 まるで、フリーフォールで落ちていくようだ。

 一気に内蔵が浮き上がっていくみたいだ。


 真っ暗な中、線となった光の粒子だけが、ものスゴい速さで流れていった。

「ぅくゥ…ン……」

 吐き気がして小さく呻いた。


 今までとは違った。

 すさまじい重力がボクの腕を振りほどいていった。


「う、わっわァ~ー、ロック~~~!!」

「ショ~~~~!!!」

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