第352話 オンボロタイプが~ーー❗❗❗❗

「このオンボロタイプが~~~❗❗❗」

 しかし今の一撃がビーナスの逆鱗げきりんに触れた。格下だと思っていたアリスにされた事がプライドを傷つけたのか。


「ホッホホォ~~、もう、許さなくてよ。

 オンボロタイプに、この私が、退けを取るワケがない❗❗❗」

 ビーナスは胸の前で、両手の拳を合わせた。ニヤリと妖しく微笑んだ。


 そのまま拳を引き離すとバチバチッと両の拳の間に火花が散った。

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