第269話 ありがとう

「良かった。無事だったのねぇ……」

「うん! 本当に綺麗になったよ。お母さん」

 ボクは嬉しくて身体が震えてしまった。抱きしめると一層、母親の身体は小さく痩せたような気がした。


「ショー、よく顔を見せて!」

「え……、うん」


「ショーは、いつまで経っても若いわね…😌✨💕」

 ボクの顔をいとしそうに撫で回した。

「ああ、まぁね……😅💦💦」

 実際、高校生だから…… 若いに決まっている。苦笑いするしかない。


「さ、お腹、減ったでしょ。ハンバーグ作ってあるわよ」

「うん、ありがとう……」

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