第197話 孫だ

 その時、チャイムが鳴った。玄関に誰かが来たのか。

 ボクが、ゆっくり玄関に向かうとロックが、ノックをし、

「ショー、ボクだ……」

と言ってきた。

 待ちくたびれたのだろうか。


「ロック…😓💦💦」ドアの鍵を開け、中へ招いた。

 一瞬、母親に何て紹介するか、迷った挙げ句、ボクは、ロックを

「えぇっと…、ボクの子供で、ロック…😅💦💦」

 と紹介した。つまり、母親にとっては孫だ。


「ロック……❗❗❗」

 母親はビックリしていた。

 それは、そうだ。突然、こんな大きな孫が現われたのだから……


「う、どうも、ロックです…😄✨✨」

 躊躇ためらいがちに頭を下げ、チラッとボクの方を見た。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る