第180話 黒いカード

「フン、ふざけてンのか。おい、テッド、コレを荷台に放り込んでおけェ~……」業者の男はアゴで指示した。


「ま、待ってくれよ。お金は絶対に払うから」

「フゥン…😏 ボウヤとオモチャの金で遊んでるヒマはね~ンだよ。こっちは……」

「ううゥ…」

 その時、ずっと黙っていたロックが割り込んできた。

「待って。ボクが出すよ」


「ケッケ、ボウヤたち…… お遊びはお仕舞いだ。しっかり勉強して来いよ」業者は呆れた顔をしていた。

「じゃ、これで、どう?」

 ロックは黒く光り耀くカードを出した。中央にマルデックのマークが刻まれてあった。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る