第126話 下っだらね~……

「下っだらね~……」つい口をついて出てしまった。


「ああ……」ロックも同感のようだ。


「下らな過ぎて笑い話にもならないって」怒鳴り付けたくなった。

 だが、ロックを相手にケンカをしても仕方がない。


「何が、『パンドラの匣』だ…… 《最後の希望》だって…… フン、それが、どうした……」

 愚痴にも似た呪詛を吐いていた。




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