第51話 何の勉強してンだか

 開けると、同時にアリスをドアの影へ押し込んだ。


「も~、何やってんの。怪しいわね……😒✨」母親は疑っていた。

 ボクはドアを半分だけ開けた。


「別に…、何だよ。今、勉強の途中だから……😓💦💦」

 何とか、母親の邪魔をしようとしたが……

「何の勉強してンだか…… 退きなさい」

 強引に部屋へ入ってきた。

 ボクは、即座にドアを全開にし、アリスをドアで見えないようにさえぎった。

「ふゥ…😅💦💦」

 これで母親が出ていくまで、何とか誤魔化せるかも知れない。


 母親は、またクンクンと鼻を利かせた。

「ン…、やっぱ、いい匂いがするわ。香水かしら……」







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