第30話 【紙の本】図書館の魔女

どうしてなかなか買おうと思わなかったのか?

どうして買ってもずっと積読だったのか!?


まあ、ちょっと1巻目からして分厚かったからですね

ハイファンタジーです、オススメです!


ひとつだけ、多少のネタバレを含めて煽り文句をお伝えするならば

「『新しい手話』のなんと萌えることよ!」

https://bookmeter.com/books/10784510


中世ヨーロッパ風の世界です

でも、ヨーロッパっぽい地域とアフリカっぽい地域と東南アジアっぽい地域とが交差する中東っぽい場所が舞台です

その名は「一ノ谷」


魔女とタイトルにはありますが、剣はあっても魔法はない世界です

領土を巡っていくさの絶えない世界で、「言葉」を操って世界に影響を与える「高い塔の魔法使い」

その新たな管理者として就任した少女マツリカ

山奥で炭焼きの徒弟として修行していたのに、ある日突然「高い塔へ行ってマツリカ様に仕えよ」と言われたキリヒト


ハイファンタジーにひとつまみのラノベと、大さじ一杯のキャラミス風味を加えた感じ

ラノベの風味はマツリカとキリヒトの会話の軽妙さ

キャラミスの風味はマツリカが駆使する言語学の知識――ほら、『化学探偵キュリー』とか『チーム・バチスタの栄光』とか作者の得意とする分野で主人公がその知識でもって謎を解決するみたいな系統


この作者、私と同い年でしかも同じく言語学を学んだのに、片や海外留学したりした後に大学で教鞭をとったりメフィスト賞受賞したり

片やしがない本屋の店員……

いや、ピジン・クレオールみたいな会話は何の伏線にもなってなかったよね、とか言うのはただの負け惜しみ


ハイファンタジーに抵抗がない人にはぜひお薦めしたいし、既に読んでる人がいたらぜひここで語りあいたいです!


萌えますよね、「新しい手話」

あとマツリカ様のツンデレ具合(*´ω`*)


カモン! 同好の士!!

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