そして、こうなったのは僕のせい。

目を閉じれば☆

会いたいと言ってきた君を、いつもの公園まで迎えにいった。


君はまだいなくて、ブランコに腰をかけて目を閉じた。

夜のにおい、真っ暗な視界。

久しぶりだった。


世界は24時間きらめいていて。いつでもまぶしかった。

それは店前の照明だけではなかった。

いつも手にしているスマートフォンの光。

オフィスの照明が消えても、光り続ける自分のパソコン。

昼間の太陽の光。人々の話し声ですらも。

その何もかもがまぶしくて、それでも目を背けることはできなかった。


目を閉じてしばらくすると、じわりと涙が浮かぶ。

目の疲れだろうか。このまま眠ってしまいたい。そう願った。

そういえば君は、まだ来ないのか。

時間にルーズなのは相変わらずであきれるが、今はそれがありがたかった。


君のことだから、出かけるのが面倒くさいとゆっくり出かける支度をしているのだろう。

あまり悪いと思っていなさそうな表情で君は謝ってくるんだろうな。


そう思いながら。僕はまたスマートフォンの電源ボタンを押した。

眩しいきみに連絡を入れよう。


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