詩集

瀬夏ジュン

years

昨日と 同じビルの窓

夕日が また沈む

新宿 駅の階段を

下まで 降りれば夜


星が 回る


あたしを 覚えてる人はいない

あなたを 覚えてる人もいない


光が 向かう方向へ

一日 だけ歩く

星座が 形を変えても

違いは どこにもない


星が 走る


あたしを 覚えてる人はいない

あなたを 覚えてる人もいない


星が 進む


あたしを 覚えてる人はいない

あなたを 覚えてる人もいない

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