気がつけば、おマサさん

深水千世

杉山家へようこそ

 山形県で生まれ、人生の半分以上を北海道で過ごしてきた私は、なんの因果か群馬県に嫁いできました。

 群馬県の名物はおろか、所在地もよくわかっていなかったのに、ぽんと猫を連れて移住したのです。


 夫となった男は生まれも育ちも群馬県。

 実家は見渡す限り杉だらけの山だらけ。

 それにちなんで、このエッセイでは彼の一族を『杉山家』と呼んでいこうと思います。


 群馬県での生活にカルチャーショックを覚えることが多々あったけれど、正確に言えば、群馬県のアレコレに対して驚くことより嫁ぎ先の一家のエピソードに呆気にとられることのほうが多いです。


 このエッセイでは、そんな杉山家の常識と非常識が混沌と入り混じった一コマを綴っていくつもりです。

 強烈な毒舌ばあちゃん『おマサさん』をはじめとする面々の日々にくすっと笑っていただけたら幸いです。

 どうぞ、よろしくお付き合いくださいませ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る