第2話 彼女の仕事

 悩んだ…彼女にどんな風に思われるだろう。

 嫌がるだろうな…。


 僕だって割り切らなきゃいけない。

 他人がSEXした後を片づけるんだ、誰でも嫌悪感は感じる。

 まして近しい人に、そんなバイトをしているなんて言えるだろうか?

 普通は隠すだろう。


「そうか…まぁ頑張れよ、俺は別にオマエが何をしていてもいいと思うよ、オマエはオマエだから」

 友人は、そんな風に言ってくれた。

 けど…僕が本当に悩んでいるのは、そういうことじゃない。


 彼女の仕事がデリヘル嬢だということだ。

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