先生

中学生の頃のこと


高校入試の合格発表の日のことだ。通知書をもらった後、学校に戻って結果を報告した。

私は学校から遠い高校を受験したため、報告に行ったのは1番最後だった。私が校門をくぐると向こうのほうから担任の先生が駆け寄ってきた。

合格したと伝えると「よくやった」と何度も言って、私のことなのに私以上に喜んでくれた。「正直、私が合格するかどうかとても不安だった」と先生は言っていた。


先生と生徒という何かを超越した何か。その何かとはいったいなんだったんだろう。

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