第42話金曜日

in 教室

「ミニアルバム予約しといた」

あいつの話なんてすぐ終わる

いつも私がトップじゃないと意味ないんだから

「ブログもツイッターも閉鎖されるなんてショック大きいよね」

「うん だよね」

in 放課後

in レコーディング

「お願いします」

「よろしくね 今日は好きすぎてと約束まで行きたいけど

まずは好きすぎてから始めよっか」

「はい」

in 歌い終わり

「声はいいんだけど感情をもっと入れるところで入れて抜くところは抜いて

じゃないと歌にならないから」

「はい」

「もう1回」

in 歌い終わり

「いいね その抜く感じを忘れないでほしい」

「はい」

「次は約束

この曲は切ないんだけど見送る感じ曲だから暗すぎずにね」

「はい」

in 歌い終わり

「オッケー」

「はい ありがとうございました」

in 家

ガチャン(玄関を開ける音)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る