魔法使いは理系です

山石竜史

零章 プロローグ

第1話 アヤトは理系です









「神様の嘘つき~~~」


この世界で五歳になった俺はそう叫んだ。










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僕、泉山いずみやま綾斗あやとは理系でオタクだ。

夢は企業に入って研究をし、VRゲームのハードを作ること。

そして、作ったゲームのなかで魔法を使うこと。

そのために高校時代は頑張って勉強し、国立大学の工学部に入ったのだ。

入りたかった研究室にも配属され、趣味の合う友達もでき、彼女はいない(やはり工学部の定めか)が、充実した毎日を送っていた。


「帰ったらどのアニメを見ようかなー」

今日は金曜日。

今期は木曜日のアニメに良作が多くてその録画を見れる金曜はパラダイスなのだ。

そんなことを考えていると、


ドオオォォン


そんな音が聞こえてきて。

最後に目に映ったのは迫ってくるIS○ZUの文字だった。

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