【孤独おじさん】

幼女

「わぁい! ウサちゃんこっちだよ~!」


ウサちゃん

「うさうさ! うさうさ!」 U・x・U


孤独おじさん

「こんにちは幼女ちゃん。あのね、ウサちゃんは寂しいと死んじゃうんだよ。だから寂しくないよう幼女ちゃんが毎日遊んであげてね」


幼女

「わわっ! おじさんはだぁれ??」


孤独おじさん

「おじさんは『孤独おじさん』。孤独が故に死に向かってゆく、ウサちゃん要素を兼ね備えたおじさんなんだよ」


幼女

「えっ!? おじさん死んじゃうの!? そんなのダメだよぅ><」


孤独おじさん

「それは無理な相談だよ。おじさんは孤独なんだ。社会性の生き物である人間は、孤独だと到底生きていけないのさ」


幼女

「ふぇぇ、じゃあおじさん死んじゃうの?」


孤独おじさん

「そうだね。死んでしまうね」


幼女

「じゃあ私が助けてあげる! えっとね、実は私、魔法少女なんだよっ♪ ねっ、ウサちゃん!」


ウサちゃん

「あ~! 幼女ちゃん! もうっ、すぐバラしちゃうんだから! ダメだゾ~」


幼女

「えへへ~。でもでも、人助けの為だから許してねウサちゃん。じゃあ今からおじさんに魔法かけちゃいま……」


孤独おじさん(死

「………………」


幼女

「お、おじさん? おじさん! おじさん!!」ユサユサ


ウサちゃん

「やめるんだ幼女ちゃん!!」ガシッ!


幼女

「ウ、ウサちゃん……」


ウサちゃん

「眠らせてあげよう。おじさんは、きっと疲れちゃったんだ……」


幼女

「そんな、さっきまで元気だったのに」


孤独おじさん(死

「…………」



 おじさんの笑顔、守れなかったよ終わり

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