桃太郎
ある貧しい家に、おじいさんとおばあさんと桃太郎がいました。
桃太郎は、おばあさんが川に洗濯をしに行った時に見つけた捨て子でした。
二人は桃太郎を実の子の様に大切に育てていました。
ある日、家に村の長老が訪ねてきました。
村の長老の話はこうでした。
夜、村で盗みを働く不届き者がいる。
奴を捕まえたいが、我々のような老いぼれでは到底無理だ。
だから、この村唯一の若者、桃太郎に盗人を捕まえてもらいたい。
正義感の強い桃太郎は頷き、すぐに夜の村を巡回しました。
桃太郎は必死に捕まえようとしますが、その日以降、盗人が姿を現すことはありませんでした。
――やがてある噂が流れ始めました。
いわく、盗人が現れなくなったのは桃太郎自身が盗人だからだ、と。
そして、
村は噂で持ちきりになり、
桃太郎は処刑されました。
以降、村で盗みは起こらなかったとさ。
めでたしめでたし
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