ジョーカーズ・スクール
とろ
第1話 始まり
おい、しっかりしろ!目を覚ませ!
お願い目を覚まして!
誰かが俺を呼んでいる。それに応えたいが目を覚ますことができない。
俺は暗闇の中をずっとさまよっていた。
今俺はどこにいる。何をしている。そんな中しばらくしてこの世界で目を覚ました。
そこはいつも見慣れた寮の中。体が重い。
「お、やっと目を覚ましたか? なんだ、そのやれやれだな、お前と一緒に住んでると暑苦しいぜみたいな視線わよぉ〜」
「まさと、何一人で被害妄想膨らませてるんだよ。ほら学食食いに行くぞ」
俺たちの学校はカードアカデミアと通称で呼ばれている。
カードゲームジョーカーズバトルの実力が普通の学校で言う学力みたいなものだ。
カードアカデミアは成績のいい人順にSS.S.A.B.C.D.E.Fと分けられている。
因みに俺の成績は入試試験でギリギリ合格した身分であり、Fだ。
だけどカードゲームの実力はSSクラスにも匹敵するんだぞ。
…冗談だけど。
「ごめんなさーい。そこどいてくださーい!」
「うご…」
横から突撃してきた女子生徒とぶつかり、尻もちをつく。
「痛ってーなぁ…危ないだろ急にぶつかってきたら」
「あ、あなたは、あきらくん!?」
「ああ、そうだけど、何?」
「私りかと言います。当然ですけど私と付き合ってください!」
「…はぁ!?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます