残月
瑠璃・深月
詩
残月
広い草原を抱く山脈の端に
ひとつ
昼間に残る月が照らされていた
太陽の光にそれは薄く
青空に溶けてしまいそうなほどにかすかであったが
それは
月であるが故の存在感を放って
あたりに様々な、なげかけをはじめていた
残り月は
残月は銀の木を呼ぶ
そういった言い伝えがそのまま残る草原
一大都市はいま
農業を基盤とした田園都市に成長していた
いまだ地球という星の影響を受けて
その力の拮抗にあえぐこの土地で
ふたたび何かが起こり
そして、それはすべての始まりを終結に導こうとしていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます