第2話

次に学生バイトに対しての仕事量の多さ、責任の重さについてだ


まずコンビニ店員の仕事内容について軽く知ってもらおう

きっとレジだけだと思っている人が多いと思う

特に夕方5時から夜10時にかけてはレジ業務だけだと思われている

だが、違う

レジはもちろん、納品された商品の品出し、配達、フライヤーの調理、廃棄、清掃

納品に関しては5時間のうちに3回納品がある

1回目は常温便。お菓子や加食、雑貨、ドリンク、消耗品

ドリンクは毎日、お菓子は週3、加食、雑貨、消耗品は週4

2回目はフローズン便。アイスや冷凍食品などの冷凍商品

これは夏場、毎日納品される

3回目は米飯チルド便。お弁当やサンドイッチなどの商品

これは季節問わず毎日納品

この3回の納品をすべて検品し品出しをする。


これだけでも結構な仕事量なのに私のバイト先はそれ以外の仕事が多すぎる

そして責任が重すぎる


他のところでバイトした経験のない私はこれが当たり前だと思っていた


しかし友達と話しているとき私のバイト先はおかしいと思った


なぜかって?



学生バイトである私がシフトリーダー(その時間帯の責任者)になるのは当たり前

お客様からのクレームを受け自宅まで謝りに行くことだって多い

新人バイトと外人バイトが同じシフトのときなんて正直地獄だ

バイトの子は悪くない、一生懸命頑張ってくれている

でも出来る仕事には限度がある

1つ1つ丁寧に説明しなければならないし、レジ業務でもわからないことが多すぎて呼ばれる回数が多い

それでもいつもと同じ量の仕事を終わらせなければならない

要するに私の仕事量がどんどん増えていく

本当に申し訳ない言い方だがバイト2人で1人分にも満たない

ということはあの忙しい5時間を私を含めた2人で店を回さなければならない。ということだ



新人教育も私の仕事だ

新しい子が入るたびに休みを返上して仕事へ行き2時間トレーニングをして、

そして3時間その子の隣でサポートをする。

その5時間はタダ働きだ。


お菓子の発注もやらされている。

お菓子全般の発注は引き継ぎもなく発注担当者になった

相談にも乗ってもらえず、その商品が売れなかったときは嫌味を言われ、最終的には買い取りだ



商品の売り場を作るのだって私の仕事だ

毎週決まった日にちに新商品が納品されるのでその売り場を考える

納品される日に1時間早く出勤して売り場を考えて作って商品を並べる

次の日、オーナーが見て変だと思ったら呼び出されてやり直し。休日出勤



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