18

 黒いローブを身に纏い、とんがり帽子をかぶった小さな魔女は壇上に上がる。

 有罪か無罪か、観客から上がるのは有罪を求める声。

 ピエロが小槌を叩き、有罪の判決が下される。

 磔にされた幼い魔女は、自らの髪と同じ色の炎で炙られ、その身体は炭と化した。

 火が消え、黒焦げにされたはずの少女が傷一つない状態で現れ、歓声が響いた。

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