第7話 お散歩指南
ねぇちゃんが着替え始めた。
散歩か?散歩いくのか?
「シロー!散歩いくよ!」
ひゃっほぅ!今日は空気が乾いてる。いい天気だぞ!
知ってるか?外にはいろんな物があるんだぞ。
まず、葉っぱ。
地面に結構いる。
あいつらは動く。
俺の血が騒ぐんだ。何でって、動くものを仕留めるのは基本だろ?
つぎに草。
意外と美味い。特に階段の隙間に生えてるやつな。なかなかだぞ。お気に入りなんだ。
ねぇちゃんはあんまり食べさせてくれないけどな。
それから、俺の仲間。
俺は知ってるぜ。"カワイイ"はいっぱいいるんだ。
黒いやつ。茶色いやつ。大きいやつ。小さいやつ。
みんな仲間だ。
"カワイイ"が近づいてきたら鼻をつけてあいさつするんだぞ。もっと知りたいときはお尻のにおいを嗅ぐんだ。
汚くねえよ。これが俺たちのやり方だ。
おっ、向こうから近づいてくるこのにおいは……
田吾作だ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます