第2話八王寺

「今日は何方へ?」

「八王子城の御台様に反物を届けます」

「それなら家人に任せればよいものを・・・」

初夏の爽やかな日差しの中、八王子の街を氏宗と春蘭、反物を背負う家人の3人が歩いていた。八王子の街は普請が進み、日毎に景色が変わっていく。氏宗が抱いていた悲観的な予想とは異なり、次々に新たな店が商いを始め、街には活気が溢れていた。

(陸奥守様は今月中に八王子城に移られる。御台様は先立って御主殿に入られた。それがきっかけになったのか・・・おお、ここにも酒屋ができたのか!・・・亭主はまだ来ていない様だな・・・何を愚図愚図しておるのだ・・・もっとも、住み込みが続く限り亭主の店で飲み食いはできないが・・・それにしても気が滅入るな・・・天気が良いというのに、こんな高飛車で高慢な女子と一緒とは・・・)

「将監殿」

雑念で頭が満たされている氏宗には春蘭の声が聞こえない。

「将監殿!」

「・・・は、どうかなされましたか?」

「気が緩んでおられるのでは?それでは困ります。さっきから何か御探しの様ですが?」

「・・・飯屋・・・です」

「飯屋、ですか?」

「小田原在住の折、行き付けの飯屋がありましてな、そこの亭主がこちらに移ると言っていましたので・・・」

「・・・」

「飯屋と言っても、料理人は凄腕、亭主の酒に関する知識は一流。高級な座敷に負けない料理と酒を格安で口にすることができました。それに・・・」

「それに、何です?」

「さきという子がおりましてな、この子がとにかく賢く可愛い。呑み込みが早く、特に算術が得意で教えるのが楽しかったもので、つい」

「そのさきという娘の歳は?」

「11です」

「・・・お会いしたいのですね?」

「無論です」

(大丈夫なのか、この御仁は・・・いくら陸奥守様と御台様の御薦めでも・・・)

春蘭は氏宗に幻滅していた。エリートであるはずの氏照の馬廻が、嬉々として飯と酒と少女の話をする。初対面の時には反応したものの、その後は自分に全く関心を示さず、避けている様でもある。こんなはずではなかったと後悔し始めていた。


「では、こちらでお待ちください」

「承知」

小部屋に氏宗と家人を残すと春蘭は奥に向かった。


「ほほほほほ!そうですか?そこまで阿呆でしたか?」

比佐は如何にも楽しそうに笑った。

「あのような御仁でも陸奥守様の御馬廻が務まるものなのでしょうか?」

「春蘭殿はまだ将監殿の本当の姿を見ていないのですよ。陸奥守様はからくり好きな将監殿に鉄砲の技術を学ばせるため、元服して間もない将監殿を泉州堺に送りました。堺での役目が終わると本人の希望で瀬戸内の水軍をつぶさに見て回り、戻ってきた時には膨大な知識を身に付けていました。しかも剣術と鉄砲術に長けています。将監殿は陸奥守様にとって欠かすことができない逸材なのですよ」

「日夜問わず、私は常に目の届く場所に将監殿を置いていますが、私の見る限りその様な才は・・・」

「ああ、その様な事をしたら将監殿は臍を曲げ意固地になるだけです。あの御仁を束縛してはいけません。将監殿は自由になって初めてその才を存分に発揮することができるのです。この猫の様に自由にさせないと・・・これ、何処へ行く」

比佐の傍らで丸くなっていた猫が、何を思ったのか急に起き出して部屋から出て行った。

「その様なものでしょうか・・・」

「試して御覧なさい。時間はかかるかもしれませんが、何時か本当の姿を見せてくれることでしょう」

「・・・はい、試してみます」

「では、また来月・・・」

「今日はありがとうございました。失礼します」


春蘭は比佐の部屋を出ると、氏宗と家人を待たせている小部屋に入った。

「将監殿は?」

「・・・先程・・・猫を追いかけて御庭に出て行かれました・・・」

(何を考えているんだ!)

「帰ります!」

「将監様は?」

「よいのです!帰ります!」


「御使いの者は何処へ?」

猫を抱きながら家人のいない小部屋に戻った氏宗は、近くにいた小姓に尋ねた。

「つい先程、春蘭様と御帰りになりました」

「何ですと!失礼仕る!」

「将監殿!」

猫を抱いたまま部屋を飛び出した氏宗に小姓が叫んだ。

「何か?」

「その御猫は御台様の御愛猫でござる!」

「ああ・・・失礼!」

氏宗は猫を廊下の床に置くと走り出した。


「春蘭殿!」

ようやく氏宗は春蘭と家人に追いついた。

「失礼した。猫が誘うものでつい・・・」

「将監殿!」

急に振り向いた春蘭が凄まじい剣幕で叫んだ。

「今日はもう結構です!御自由にお過ごし下さい!明日以降の警護の時間は辰の刻から申の刻までとします!それ以外の時間は御自由にどうぞ!それと、月に8日は非番とします。よろしいですね!」

「・・・」

「よろしいかと聞いているのです!」

「・・・何を怒っておられるのです?」

「私が聞いているです!答えなさい!」

「承知いたした。では、晩には戻ります。御免!」

(解放された!)

氏宗は嬉々として飛び跳ねるように街の喧騒の中に消えていった。


「ごめんくだされ」

「はいはい、どの様な御用で?」

「こちらに将監様がいらっしゃると聞いたのですが?」

「あいにく将監様は主人と外出しておりまして・・・」

「そうですか・・・また御伺いします。嘉平が御挨拶に訪ねてきたと、将監様に御伝え下されますかな?」

「かしこま・・・」

「おおっ!亭主!遅かったじゃないか!」

ちょうどその時、氏宗が春蘭と共に外出先から戻ってきた。

「将監様、御久しぶりです」

「将監のおじちゃ・・・じゃない、兄様!」

「ははは、さきも一緒か!」

氏宗はさきを抱き上げた。

「将監殿・・・」

「春蘭殿、以前お話しした、飯屋の亭主と孫娘のさきです。さき、御挨拶は?」

「・・・初めまして・・・さきです」

さきは照れ臭そうに春蘭に挨拶をする。

「春蘭です。よろしくね」

「この先で飯屋を始める嘉平と申します。お見知りおきを」

「豊浦家の主人、春蘭です。小田原から移られたのですか?」

「へえ、先程荷物と共に着きました。まずは将監様に御挨拶をと思いまして」

「春蘭殿、ちと早いですが今日はもうよろしいですかな?」

「・・・」

「久々にさきの算術を観てやりたいし、旨い酒も飲みたいので」

(何時もの事ながら、何を考えておられることやら・・・)

「・・・どうぞ」

「では御目!」

氏宗はさきを抱いたまま亭主と共に店を出て行った。


この月、氏照は正式に居城を滝山城から八王子城に移した。氏照は八王子城が自らの居城となることを宣言するために、大規模な馬揃を八王子城下で挙行する。八王子の街の大通を吉信以下の八王子衆が先頭となり、その後を馬廻衆が続く。

「何と!御馬廻衆の二番手は将監様ですぞ!」

大通で見物していた春蘭の家人が思わす叫んだ。

「まさか?その様な事・・・」

家人の単なる見間違えと高を括った春蘭が馬廻衆の隊列を見ると確かに氏宗が二番手にいる。氏宗は黒い関東五枚胴具足と黒い頭形兜で身を固め、その上に白縁の赤い陣羽織を着ていた。島家の家紋である丸に九曜星を兜の立物にしているので見間違えようがない。春蘭の前ではだらしない格好をして締まりのない顔をしている氏宗が別人の様な面持ちで馬上にいる。しかも二番手ということは氏照親衛隊の副隊長を意味する。

「いやぁ~、見事な武者振りですなぁ」

「惚れ惚れしますなぁ」

家人が盛んに氏宗を褒め称えているが、春蘭は見知っている氏宗とのあまりにも大きい落差に驚愕していた。

(これがあの御仁の本当の姿なのか・・・私の知らない将監殿がここにいる・・・)


別の場所では、亭主とさきが馬揃を見物していた。

「爺様、将監の兄様は何処かな?」

「将監様は御馬廻衆だから、次の隊列じゃ」

亭主とさきの前を八王子衆が通り過ぎる。

「あっ!いたいた!将監の兄様!」

「これ!大声を出すでない!」

それまで引き締まった面持ちで前面を見据えていた氏宗は、さきに顔を向け一瞬微笑むと直ぐ元の面持ちに戻り前面を見据えた。

(将監様の武者姿を見るのは初めてじゃが、ここまで精悍とは・・・)

亭主はこれまで店で飯を食い酒を飲み、あるいはさきに算術を教えている氏宗しか見ていない。春蘭と同様に、亭主も見知っている氏宗とのあまりにも大きい落差に驚愕していたのである。


翌日、春蘭が街中を歩いていると神社の境内で子供達に囲まれて何か作業をしている氏宗を見かけた。

(非番だというのに朝早くから出かけて、何をしているかと思ったら・・・)

「できたぞ!早速飛ばしてみよう!」

「わっ、飛んだ!」

(子供達と竹蜻蛉を作っていたのか・・・飯屋の娘に算術を教えたり町衆の子供達と一緒に竹蜻蛉を作ったり・・・陸奥守様の御馬廻なのに・・・何故なんだろう・・・)

氏宗の行動は春蘭にとって理解不能であった。


「将監殿」

「何でしょう?」

「将監殿は何故飯屋の娘に算術を教えたり町衆の子供達と一緒に竹蜻蛉を作ったりしているのです?とても御馬廻衆のなさることとは思えません」

神社の境内で子供達と遊ぶ氏宗を見かけて以来、日頃から町衆の子供に親しく接する氏宗の本意を図りかねていた春蘭は意を決して氏宗に尋ねた。

「ああ、見ていたのですね・・・あの子等、さきもですが、皆戦で父親を亡くしているのですよ」

「・・・しかし、皆町衆の子では?」

「町衆の娘が武家に嫁ぐことは珍しいことではありません。武士である以上、戦場で討死することもあり得るわけですが、旦那が討死した場合、女子しか子供がいないとか二男三男に嫁いだ場合には嫁ぎ先を離れ子を連れて親元に帰る御婦人も少なからずいるのです。それに、戦場での斬り合いだけが戦ではありません。町衆が輜重を引き受けることがありますが、この輜重が敵に襲われた際、逃げ遅れて殺された町衆も大勢います」

「・・・」

「さきの父親は沼尻の戦で討死し、さきを連れて親元に戻った母親も昨年病で亡くなりました。某も幼少の時、父上が三増峠の戦で討死しその後を追う様に母上も病で亡くなりましてな・・・あの子等の寂しさがわかるのですよ」

氏宗は遠くを見るような眼差しで淡々と話していた。


「将監殿」

(初めて見るけど、汚い部屋・・・)

翌日、氏宗が部屋で横寝しながら書物を読んでいると春蘭が部屋に入ってきた。その部屋には大量の書物がそこら中に積まれていて、氏宗は書物と書物の隙間に寝ている様な状態であった。

「何か御用ですか?」

氏宗はのそりと起き上がり、書物を脇に置き背伸びをした。

「お茶でもいかがかかと思いまして」

(何だと!気でも触れたのか?)

「どうぞ・・・これもいかがですか?」

(気持ち悪いな・・・何を企んでいるんだ・・・)

「この御菓子、御存知ですか?」

「・・・南蛮菓子ですな。確か、かすていらとかいう・・・」

「はい。知人からいただいたので是非にと思いまして」

「・・・これ、残りはありますか?」

氏宗はカステラを口にすると思い付いたように春蘭に尋ねた。

「ありますけど・・・ああ、あの子達に食べさせたいのですね。いいですよ、今準備しますね」

「かたじけない・・・」

春蘭は部屋を出て行った。

(何なんだ、急に態度を変えて・・・よからぬことが起きなければよいが・・・)

氏宗は茶を啜りながら再び書物を読み始めた。暫くすると春蘭が戻ってきた。

「何をお読みなのですか?」

「・・・魏武注孫子です。これは奥の深い書物でしてな、何度読んでも新たな示唆を得ることができます」

「他にはどのような御本をお読みになるのです?」

(何だ・・・何を根掘り葉掘り・・・)

「・・・そうですね・・・六韜三略とか太史公書(史記)とか・・・最近、将門合戦状(将門記)が手に入ったのでこれも・・・あと、漢詩を少々・・・」

「和歌とか連歌には御関心が無いのですか?」

「連歌を嗜む者は御家中にも多々いますが、某は苦手です」

そうこうする内に、家人が小分けし紙で包んだカステラを持ってきた。

「これが全てです」

「これだけあれば十分です。では、早速・・・」

氏宗は棚から取った風呂敷でカステラを包むと、そそくさと部屋を出て行った。

「あっ!将監殿!・・・もう!」


「わからん・・・一体何があったのだ・・・」

ブツブツと独り言を言いながら最期のカステラをさきに与えるために氏宗は件の飯屋を目指し歩いていた。氏宗には春蘭の豹変ともいえる変化が全く理解できない。

「亭主、さきは?」

「いますよ。さき!将監様じゃ!」

「あっ!将監の兄様!」

「さき、これが何だかわかるか?」

「?・・・わかんない!」

「これはかすていらという南蛮菓子だ。甘くて旨いぞ!食べてみろ!」

「本当?・・・じゃ、いただきます・・・」

さきは椅子に座ると初めて見るカステラを恐る恐る口に入れるが、次の瞬間、いきなり頬張り始めた。

「美味しいね!」

「そうだろう、旨いだろう!」

「将監様、このような高価な物、何処で手に入れなすったんで?」

「春蘭殿からいただいた。あの女子、急に高飛車が失せて気持ちが悪いほど丁重になってな。何を企んでいることやら・・・」

「ほう、それは何時頃からで?」

「今日からだ」

「そういえば、5日前に御馬揃がありましたな・・・なるほど・・・将監様」

亭主はニヤニヤしながら氏宗に語り掛ける。

「何だ、その気味の悪い笑みは」

「御気が付かないんで?」

「何がだ?」

「将監様にも不得手なことがあるんですな」

「亭主!さっきから何をわけのわからんことを言っている!」

「へいへい、失礼を・・・今日はお酒はよろしいんで?」

「そうだな・・・酒が目的で来たわけではないのだが・・・1献くれ!」

「そうでなくては!暫しお待ちを。今日はわしの驕りで」

「気前がよいな」

「かすていらの御礼ですよ。それに御目出度いことですし」

「?」


翌月、春蘭は比佐を訪ねた。

「どうですか?阿呆の様子は?」

「・・・相変わらずです。ですが、私はあの御仁の一面しか見ていなかったことに気が付きました」

「そうですか。あの阿呆の事を理解され始めた様ですね」

「御台様・・・阿呆阿呆と・・・」

「おや、何故に?」

「・・・」

「よいのですよ。ただ、将監殿が如何に考えているかですが・・・あの御仁は女子に関しては愚鈍なところがあります。辛抱強く変化を待つしかないですね」

「はい、かなり愚鈍だと思います。先日も・・・」

春蘭の愚痴が始まる。

「まぁまぁ、その程度のこと、よいではありませんか」

「よくはありません!私は・・・」

「女子に関する愚鈍さでは陸奥守様も若き頃はかなりのものでしたからね・・・将監殿に負けない阿呆でした。焦らずにいれば、時が解決してくれますよ」

「その様なものでしょうか・・・」

「陸奥守様がよい見本です。ただ、この愚鈍さにはよい面もあるのです」

「と、申されますと?」

「将監殿を慕う女子がいたとしても、本人はそれに気が付きません。その分、他の女子に現を抜かす事が無くなります」

「なるほど・・・」

「物事には裏表がありますからね・・・将監殿はきっと御父上に似たのでしょう。将監殿の御父上は幼少の時分からの陸奥守様の御友人でした。暇さえあれば2人で政や戦の話に現を抜かし、武術の鍛錬をしていました。慕う女子がいても全く気が付かず、周りの者達が呆れていた程です。似た者同士だったのでしょうね」

「・・・衆道では・・・」

「ほほほ、その様な事ではありません。お互いにその将器を認めていたからこそ、切磋琢磨していたのです。故左京太夫(北条氏康)様と上総介(北条綱成)様の様な間柄だったのですよ」


「今日は何のお話ししてくれるの?」

氏宗が毎度の如く亭主の店で酒を飲んでいると奥からさきが出てきた。さきは氏宗の横にちょこんと座ると好奇心に満ちた眼差しで氏宗を見つめている。

「そうだな・・・孫子の計篇は・・・」

「それ、何回も聞いたけどつまんない!別のがいい!」

「孫子はな、それはそれは奥の深い話で特に計篇の冒頭にある[孫子曰、兵者国之大事、死生之地、存亡之道、不可不察也]、これが理解できれば・・・」

既にかなり酔っている氏宗は11歳のさきに天下国家を説く。

「だから、つまんない!」

「・・・う~ん・・・じゃ、新皇様の話は?」

「誰?しんのう様って?」

「そうか、さきは新皇様を知らないのか?新皇様はな、今から概ね650年前、この坂東の地に坂東人の国を作られた御人だ。御名を平小次郎将門という。新皇様の国は僅か3月で滅んでしまったが、その志は御本城様に受け継がれている・・・この豊かな坂東は坂東人のものだ。坂東は誰にも服従しない・・・関白如きに屈してたまるか!」

「将監の兄様!話が逸れてるよ!それと、しんのうってどういう字なの?」

「・・・ん、すまん・・・え~と・・・新皇とは新たな皇帝と書く。坂東の帝という意味だ。で、新皇様は桓武天皇5世の御孫だ。桓武天皇に葛原親王という御子がいてな、葛原親王の御子が高見王。その御子が御祖父の高望王。高望王は臣籍となり、平高望と名乗られた。この平高望公が京の都から上総介として坂東へ赴任された時、御尊父の平良将公も共に坂東に来られたのだ。その後、新皇様は坂東の地で良将公の御子として御生まれになる。貴種とはいえ、生まれながらの坂東人だったんだ・・・」

かつての坂東の覇者、将門に興味を持ったさきは真剣に氏宗の話を聞いている。

(・・・さきがいて春蘭がいて・・・この暮らしが末永く続くことを願うのは贅沢なのだろうか・・・何時までもこうしていたいものだ・・・)

酒を飲み好物の焼き魚を食べながらさきに昔話をしていると、これ以上の幸福は無いのではないかと思えてくる。春蘭に対しても、春蘭の言動の変化に応じる様に当初抱いていた嫌悪感は次第に薄れ、氏宗は春蘭と共にいることに安らぎを感じるようになっていた。氏宗は次第に迫る豊臣秀吉との決戦を意識しつつも、この他愛の無い日常が続くことを願ってすらいたのである。


氏宗にとって、単調でもそれなりに充実した2年の歳月が流れ、やがて天正17(1589)年を迎える。

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