エンド


『主文、被告人を死刑に処す』


そういわれて9年、俺は今首吊り台の前に立っている。


連続強盗殺人を起こし、その残虐性から一審から全て死刑と言われていた。

俺は遂にこの日がやってきたか、と安堵する。


もう終わる。この世界、この業、この罪から逃れられる。


俺はロープを首にかけられ、下に堕ちる。


意識がなくなった瞬間、



目の前に広がった光景は



俺が初めて犯した強盗殺人の事件現場だった。




なんで



なぜ



俺は




しんだんじゃ




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