迷子
僕は迷子
道を見失ってから
ただ助け船を
待ち呆けていた
巡りめぐる
いくつもの道に
息を切らせては
ふりだしに我があしは止まる
誰か僕を探しているか
諦念に流されているのか
僕はただの道化師なのだ
静かな道をぽつと歩いたろば
背に僕一人だけを乗せて迷う
さよならの声をもう聞かないか
「僕を助ける道はあるのだろうか」
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