第4話 恐るべしタロット!
昔 タロットカードに凝ってた
家であれこれ占ってみるのだが
自分のことばかりだと
占いのネタもつきるし
はたしてきちんと占えてるのかも
よくわからなかった
そこで会社の子たちに
練習に何か占わせて~
と頼み込んだ
快く引き受けてくれたのは
今まさに恋愛中の子
もう数年付き合ってはいるけど
なかなか結婚の話が出ないとのこと
ふんふん
質問を心の中で唱え
シャッフル
カット
そしてカードを並べ
占いのスタート
つたない私の見立てでも
全体的に悪くなさそうな感じで
相性もよさげ
ただ一つだけ気になったのは
質問に対する障害の所に出たのが
「結婚」を表すカードだったのだ
私はその意味をつかみかね
彼は今すぐ結婚を考えてる感じじゃ
ないから「結婚」という話を
出さなければとりあえずは
うまくいくのでは?
というようなリーディングをした
そして後日
青い顔をした彼女がいうには
なんと彼はすでに結婚をしてて
ずっと別居中だということだった
「私は恋愛中だと思ってたのに
ただの不倫だったんですね、、」
可哀想でかける言葉も
思いつかなかった
その時ハッと頭に浮かんだのが
あのタロットカードのこと
彼女の恋愛の障害
それはまさに「結婚」だった!!
ぎゃあ~~
お、大あたりだったの?!
多分偶然?
占いは気軽にするものじゃないかも
こっそり肝に銘じて
それ以来タロット占いはしていない
だってなんだか怖いもの
どうせへぼ占いだしね?
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