第2話 犬のお手伝い

子供がまだ小さかった頃

お気に入りの遊びがあった

それは犬のふりをすること

犬になっているときは

コロちゃんと呼ぶことになっていた

「コロちゃ~ん」と呼ぶと

四つんばいで走ってくる

そして後ろ足(?)で立って

舌を出しながらお手をしてくれる

よーく見るとちゃんと足を

軽くまげて立っている

なんてクオリティが高いの!?

しかも人間の時より

ずっと素直なかわいい顔をしてる


コロちゃん新聞取ってきてと頼むと

一生懸命四つんばいで走って

取ってきてくれるし

「ハウス!」といえば

おもちゃのテントに走っていく

かわいいー


それなのに人間の時に

新聞取ってきてと頼むと

「やだ なんで私が行かなくちゃ

 ならないの?」

と真顔で拒否

コロちゃんの時は

あんなにかわいかったのに、、

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