異世界転移!? それでも、絶対に引きこもってやる~
トチイ 青
第1話プロローグ
私は、常に少数意見派。
でも、訳わかんない。なんで、友達同士で同じ様な髪型してメイクして服着て。
似たような格好の見分けのつきにくい人が何人も一緒にいたら、私なんて怖いとしか思えないけど、周りにいわせると、私の方がおかしいらしい。
何かにつけて、『私は強いから』といわれる。そんなこともないのだけど、そういわれると、つい肩肘張って大丈夫のふりをしてしまう。
それが、私の悪い癖。
でも、それも長いことやっていくと、頑固な汚れのように、自分の身に張りついていってぶあつくなって剥がれなくなっていく。
どこまで我慢するのかって嫌がらせをされることも日常茶飯事だし、先生なんて、『もっと協調性を持たないあなたがいけません』なんて、いじめの容認どころか肯定してくれちゃうものだから、酷くなって行く一方。
それも、いじめに参加しない人は、そのことを誰かに話したりしたら、仲間を売るつもりとか、かばい合いの精神とか、私に言わせれば何それって感じに弾かれて何されるかわからないからって遠巻きにしていて、見ない振り知らない振り。
こんな世の中、生きていくのもあほらしくて、そもそも社会自体破たんしているんじゃないってとこで、お先真っ暗。
でも、そんなんで自殺は悔しいから、私は絶対に生きてやるんだ最後まで!!
『有言実行』は、私の座右の銘。
だから、今日も私は生きている。明日も、生きている、そのつもりだったのに、私のドジ~~~~~。
気分転換に来た海岸で、うっかり崖下見て、あまりの高さに貧血起こして海に向かってどぼん。
あんな高さから落ちたら絶対に助からない!!
私のばかばか。
これじゃ、自殺に見えるじゃないの!!!
そんなつもり一切無いっていうのにーーーーーーーーーー!!
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