三六九神示、申。

 と言う訳で、今回は三六九神示の申の巻の転載です。戌の巻がそうであったように、この神示も申の歳に降ろされたものと思われます。申の巻は戌の巻と多少構成が違っておりますね。和歌形式の後に、いつもの書式でも書かれています。

 内容的には、いつもと同じく日本人はかくあるべし的な内容なのですけどね。


 では、お読みくださいませ。



 潮の八百道やほじの八潮道の 八重雲分けて昇る日や 天照国照日の出神 現れます時と鳴り成りぬ しましまは神の島 国常立大神の 裏に隠れて三千年 炒りたる豆に花の咲く 時節を待ちて神はか

 で開いてその道は 竹の節をば打超えて 常磐の松の深緑 松で治むる三六九世を 開かんとする願いなり


 裏に隠れた神々は 艱難辛苦耐へ忍び 体主霊従からたまの世と荒びたる 現の世の立替立直し うまし御国を開かんと 仕組み議りて時待ちぬ 瀬織津姫の織りなせし 太占奇ふとまにくしかしこけれ

 瀬織津姫の織なせる 神の奇路を括るのは 白山比咩の神のわざ 括り結びて鳴り成らせ 色つけ形に現すは 丹生都にぶつの神と言うならむ


 さあさあ幕は開けたり 猿田の神は道開き 凝霊こりがみの荒ぶりに 道義礼節うち忘れ 乱る現の世を立直し 神人和楽の美し国 地上天国開くなり

 梅の花とは埋めの花 神武以来三千年 埋れし神の御現れぞよ 世の下積みとなりはてし 真の神民興すぞよ さあ明けそめしさるの年 しんしんと申すぞよ 裏が表に出る道は やむえず荒事現事あるものぞ


 高山短山たかやまひきやまその末に 世の元の神現れて 龍神眷属引きつれて 凝霊こりがみとのおおいくさ 始まる時とめぐりたり

 されぞ良く良く心せよ 神武以来三千年 現の世を自在にいたしたる 神や人民いかにせん 打ち負かすにはあらずして 神剣言霊うち振い 言向けやわすが神のわざ 仇打ちいたすは繰り返す その理をしかと心得て 赤白結べば桃となる 裏と表を結ぶ世や


 梅は咲いたか桜はまだか 桃の花咲き実の実る 霊体結びの天国を 松が神の心なり 鬼神も泣かすはごころぞ 清き明るき誠こそ 日の出の心と言うならむ 叢雲かかる奈良の月 月は滿つとも欠るとも たとえ大地が裂けるとも 誠心ぞ世を救う 日本の国は大和なり 大和の元は誠心ぞ 誠心は言霊ぞ

 仇なすものにも恩をもて 報いるまと精神ごころをば 夢と忘るなよ神民よ 神の通い路橋立の 内外の波の穏やかに 治る御世を松の風 拝金主義の経済の 網におおわる世界なり その奥にある神々の 神氣を結ぶ奇路串路


 神氣織なす瀬織津の 神の経綸知るまでは 世は治る事はなし 神に生かせる人の世も 梅で開いて竹の節 超えて松の御世となる 松の四九三は橋立はしだて

 男島女島が元と言う 真名井ヶ原の御地場より 世を立替立直す 国常立の大神の 四九三現すさるの年 ひょう子木しきの音軽やかに 大芝居の幕開けぞ


 三千世界を立直す 神の四九三を知る者は 如何なる荒事あるとても でんと腹すえ落ちつきて 世の流れをば見ておれよ 荒事あるは現事新事

 乱れ荒げる現世を 立直しゆく神の業 新しき世の始まりを 祝い寿ぐ神心 塩土翁筆を取り 申の御歳の年始め 嗚呼ああ惟神かんながら惟神かんながら


 昇る日の出もさわやかに、明けそめにける申の年。


 こもりの扉打開き、天照国照日の出の神の御現れの時とめぐりたぞよ。


 天の御影日の御影と現れむ、思凝霊や利己主義われよしの人民の荒ぶる世界を息吹清めむと、荒神の荒らし吹くとも、神界の四九三ある事知る者はうろたえ騒ぐ事なく、でんと腹すえ、神の分かれの御魂の生宮である事、自覚新たに神の道に仕うべし。


 結びて開く道なる事を心得て止むべし。


 鈴を振りつつ猿田彦、導きの役といで立つぞ。


 世の元の神々裏に隠れてはかり議りし神四九三、如何なる苦心あるとても、その末に神人和楽の世を開かん。


 ン。



 日本神話で猿と言うと、まっさきに猿田彦の神を想起しますよね。この猿田彦の神様は一説には世界の主祭神とも言われるほど偉い神様なのだとか。そう言う事を踏まえてのこの申の巻なのかも知れませんね。

 これが直近の申の歳に降ろされた神示だとしたら、2016年に降ろされたものかも知れません。まぁ直近とは限りませんけどね。


 神示に『申は震と申すぞよ』とあり、裏が表に現れる時には地震が発生すると言う下りがあります。これが既に発生したものなのか、これから起こるものなのかは分かりません。ただ、これから起こるものと想定して用心はしておいた方がいいですね。南海トラフ地震とかまだ発生していませんから。

 実際、大地震は神界での変化が転写したものだと言うのは界隈でよく聞かれる話です。世の中がひっくり返る大転換はまだ起きていないので、それが起きる時は大地も相当揺れる事になるのでしょう。

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