神人靈媒日記  〜靈人との対話/観世音菩薩とは?〜

 今回は久し振りの神人靈媒日記の転載です。テーマは観音菩薩について。お盆に合わせての仏教系の話題です。お盆の風習自体、本来の仏教にはなかったものなのですけどね。その話はまた今度にでも。

 それでは、早速お読みくださいませ。



 神人靈媒日記  〜靈人との対話/観世音菩薩とは?〜


私: 般若心経にも登場する観世音菩薩とは、どのような存在でしょうか?

靈: 過去の人が考えた想像の産物です。


私: 誰が考えたのですか?

靈: 仏僧の1人の夢に現れた事から、神格化いたし仏像化されました。


私: 夢に現れた存在とは、どう言う存在ですか?

靈: あなたが理解するには、難しいです。


私: 何故、でしょうか?

靈: それは異次元界の存在であり、名も形もない思考体であるからです。


私: その仏僧の指導靈と考えれば良いでしょうか?

靈: そうです。但し、名もなき存在であり、姿や特徴は全て後世の人たちによる創作です。


私: そうでしょうね。では、特別視する事ではなく、一個人の指導靈を想像により誇張表現されたと考えれば良いと言う事ですね。

靈: 確かに。事実とは異なる存在として、後世には伝えられています。それぞれの願望が入り込み、美化させてゆく事で後世には偉大な仏と化したのでしょう。


私: はい、そのように思います。本来であるならば、菩薩とは修行僧を意味する言葉であり、転じて善行に努め生きる人、社会貢献する人をも含む意味があるのでしょう。

靈: そうです。あなたがおっしゃる通りです。あなたも菩薩です。世の立替え立直しに生きる人々はみなみな菩薩なのです。ですから、偶像崇拝に努めるのではなく生き方が問われてきます。


私: はい。そう思います。生きている人も死んでいる人も同様に、地球社会が良き世界となるためにみな個々に出来る善行をする事ですね。

指導靈: はい。良き心構えです。そのように皆が歩まれます事を、靈人共々真に願っております。


私: ありがとうございます。



2022年8月12日 神人 拝



 仏教に限らず、歴史のある宗教であればあるほど後世の人が様々な設定を後付けしていくものなのでしょう。そして、本来の教えから遠ざかっていく。宗教に限らず、歴史のあるものはみんなそう言う側面があります。伝言ゲームのように。人が伝えていく以上、逃れられない宿命かも知れません。

 大事なのは安易に尊い存在に縋るのではなく、世界が少しでも良くなるように真剣に生きる事なのでしょう。


 当然、今回の日記の内容に異論を唱える人もいると思います。証明する術がないので、確認しようと思えば同じ能力を持つしかない。とりあえず、こう言う説もあると言う捉え方をして欲しいところです。

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