二番目の姉
姉は三回結婚した。
一回目は若すぎた結婚で三年で離婚した。
二回目は死に別れた。
二番目の義兄は、酔うと死にたがった。交通の激しい道路に飛び込んだり、奇行に走った。
だから姉は義兄を酔わせないように必死だったが、事情を知らない友人や知人は義兄にしこたま酒を飲ませる。
そんなある日、酔った義兄を連れて姉は帰宅し、食品を買いに十五分義兄を家において出かけた。
帰ってきたら義兄は死んでいた。
カーテンにくるくると巻き付いて、巻きついたカーテンが首をねじっていた。
窒息死だった。
義兄は四国の出で、直系筋に当たる男子はいつも変死するから四国を出たといつも話していたという。
だから自分もいつか変死すると漏らしていた。
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