第2話 告白は男らしく!

「ごめんなさい。友達でいよ」

いつも通り返事は早かった。


「少しぐらい悩んでくれよ…」

ぼそりと自分の部屋で呟いた


なぜだ?今回こそは完璧だったはず

前は話したこともない女の子に告白したからダメだった

その前は俺を虐めていた女の子に告白したからダメだった



今回はきちんと話もしたぞ?

LINEだって交換出来たんだぞ?

仲は深められていたはず…


たしかに彼女、天霧恵はクラスでも人気だ、いや学校全体でも人気かも

顔もスタイルも性格も申し分ないし

ライバルだって多いだろう。

でも俺が他の男に負けてるとは考えられない…



LINEだったからか?

やっぱ電話ならよかったのか?

いや、やっぱり直接言うのが一番だ!

男らしさが足りなかったんだ!

明日もう一度直接告白しよう!


いける!いけるぞ!

ついに俺にも彼女が!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日の放課後

「天霧さん!昨日はLINEで告白なんて男らしくなかったね!ごめんなさい!だから改めて言わせてください!好きです!付き合っ「私彼氏いるの。だからごめんなさい。」



これだから女は…


さて、LINEブロックするか。

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