第2話 告白は男らしく!
「ごめんなさい。友達でいよ」
いつも通り返事は早かった。
「少しぐらい悩んでくれよ…」
ぼそりと自分の部屋で呟いた
なぜだ?今回こそは完璧だったはず
前は話したこともない女の子に告白したからダメだった
その前は俺を虐めていた女の子に告白したからダメだった
今回はきちんと話もしたぞ?
LINEだって交換出来たんだぞ?
仲は深められていたはず…
たしかに彼女、天霧恵はクラスでも人気だ、いや学校全体でも人気かも
顔もスタイルも性格も申し分ないし
ライバルだって多いだろう。
でも俺が他の男に負けてるとは考えられない…
LINEだったからか?
やっぱ電話ならよかったのか?
いや、やっぱり直接言うのが一番だ!
男らしさが足りなかったんだ!
明日もう一度直接告白しよう!
いける!いけるぞ!
ついに俺にも彼女が!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日の放課後
「天霧さん!昨日はLINEで告白なんて男らしくなかったね!ごめんなさい!だから改めて言わせてください!好きです!付き合っ「私彼氏いるの。だからごめんなさい。」
これだから女は…
さて、LINEブロックするか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます