何度も何度も

何度も何度も下を向いて立ち止まって

自分の無力さに呆れた。


それでも

夢を諦めることはできなくて

諦める覚悟は私にはなくて


ただただ苦しい毎日だ。


さっさとやめてしまえば

きっと楽なのに。


そうわかっているのに

諦める覚悟ができないのは

私がまだ私を諦めきれてないからだ。


どうしようもない。


ふと前を見ると

過去の自分が笑って立っている。


まだやれるでしょ?


とでも言いたげに。


まったくふざけたやつだ。


もう疲れたって言ってんのに

まだ歩かせるつもりなのか?


ああ、本当にまったく……。


自然と唇が弧を描く。


やってやるよ。


今の私が

昔の私に負けるわけにはいかないんだ

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