掃除をするなら

 掃除をするなら家で本を読んでもいいと先生に許可をもらった。

 お礼を言ってソファで本を読み始めると、先生が「掃除は」と聞いてきた。「どうせ私が汚すので、帰る前にしていきます」と返すと「あぁそう」と頷いたが、数秒後「ほら、窓のサッシに埃が」とまだ話を続けるので、「姑か」と返してやった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る