第81話:フフ、初めて

 あっと言う間に僕は唇を奪われた。


「あ、美園さ…ん、…っぐぅ」

 舌がボクの唇をじ開けていった。


「フフ、初めて……?」

 美園は妖しく笑い掛けてきた。

「う…ン…😔💦💦💦」

 ボクは少し躊躇して頷いた。


 ウソだからだ。先ほど凛と大人のキスは済ませた。

 けれど初めてと言った方が美園も気持ちが乗ってくるはずだ。

 誰にも荒らされていないフェアウェイを華麗に疾走する気分だろう。

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