第56話:キス

「ねぇ……」甘い吐息が漏れた。

「早くゥ~ー…👄✨💕」

 美女が痺れを切らし催促してきた。


「う、うん……」声が掠れてしまった。

 やたらと咽喉のどが渇いた。


 いくらツバを飲み込んでもやされない。


 ボクは優しく抱き寄せて唇を重ねた。


 ああ……

 これがボクのファースト・キスだ。


 だが喜びも束の間、凛の舌がボクの唇をこじ開けてきた。






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る