黒歴史帳

湖帆(こはん)

1㌻目「雨」

雨は何でも洗い流してくれる気がする。


嫌なことも忘れたいことも…良かったことも。


人間には一人一つずつ箱が渡されていて、生涯をかけてそれを思い出で埋めていく。


だから全部がその箱に入るわけじゃない。


零れてしまったり、それこそ雨に「流されてしまったり」


たくさんそんなこと繰り返して、繰り返した分大人になっている。


箱の中身が無くしたい思い出ばかりにならないように、


少しでも愛を知れるように、


生きていけたらと思う。


貰った分だけ誰かに返して、


それを貰った誰かがまた別の人にあげて。


そんな連鎖が続いていけば世界は平和に近づくかな?


大きなことはあまり考えなくていい。


私は私の周りの人だけを考えていればいい。


そんなものだと思っている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る