爆弾報告

「これで完了!

 えーっと、今の残りMPは?」


―◇―ステータス―◇―


ユウキ・キハラ


年齢:14歳

身長:137㎝

体重:30㎏


レベル:3

職業:冒険者

才能:多趣味・好奇心・天才児・運動神経抜群

神様スキル:インベントリ・鑑定眼・メイキング

戦闘スキル:格闘術(1)・剣術(2)・刺突(0)・回転切り(0)

常時スキル:疾走(0)

生活スキル:採集(3)・料理(0)

魔法:水・火・氷・雷・光・木・土・闇・風・

ヒール・異常回復・浄化・消去・時間停止

HP:400

MP:287/400

攻撃力:400

魔法攻撃力:400

防御力:400

魔法防御:400

力:400

素早さ:400

命中率:400

運:400


―◇―  終  ―◇―


「お、150回復してる♪

 ってか、なんか、スキルがメチャ細かく分けてあるんだけど…何で?」

「それは、俺が説明しよう!」

「また、自称神様かよ!!?」

「またって酷くないか!?そんなに、頻繁に出てきてないぞ!」

「いや、こないだ声聞いたばかりだぞ」

「…そうか?」

「そうだよ」

「まぁ、それは置いといてだな」

(勝手に置いとかれた…)

「いやぁ、予想外にキミがスキルをガンガン獲得していくから

 さすがに、あのままだと見にくいだろ?」

「まぁ確かに…」


戦闘スキルも生産スキルなどなど、ありとあらゆるものが一緒だった

このように分けてもらえると、見やすいと言えば見やすい


「あ…そういえば、こないだは忘れてたけどさぁ~」


ユウキの声が1トーン落とされる


「僕の身長何で10㎝も縮めたんだよ!!!?」

「いや、あれは、縮めたんじゃなくて、年齢設定を14にしたら

 勝手に縮んだんだよ!

 いやぁ…身長固定してなかったら、そりゃ年齢に合わせて縮むわな」

「固定してくれたって良いだろ!僕が小さいの気にしてるの知ってたくせに!!」

「ん~…知ってたけど…忘れてた☆」

「ふっざけんなー!!」


この上司だから、ユウキを釣り上げるような部下がいても可笑しくない

そう思えてしまうくらいの、適当さ加減だった

そんな自称神様はまた、爆弾を落としていく


「あ、そうだ…

 近いうちに、そっちにもう1人手違いで釣りあがった人が行くから」

「…は?」

「いやね、また違う新人がやらかしたんだよねぇ~」

「…やらしかんたんだよねぇ~…じゃ、ねぇーよ!!!

 新人教育どうなってんだよ!!違う魂釣り上げんなよ!!!」

「さぁ~…そうなってるんだろうねぇ」

「ふざけんじゃねぇよ!!」

「まぁ、とにかく、君とは違って、こういう世界慣れてないから

 助けてあげてね~、じゃあね」


そう言うと、自称神様の声は聞こえなくなった


「…ふっざけんなーーーーーーーーーー!!!!」


ユウキが叫んだところで、神様には届かない

というか、届いていたところで、どこ吹く風である

ユウキは肩で息をしながら、ドカッと椅子に座る


「はぁ…マジであんなのが神様で良いのかよ…」


一気に疲れたというように、項垂れるユウキ

しばらくして、疲れから回復したユウキは、色々と諦め図書館に向かうのだった 

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