魔石を自作します
「はぁ…まぁ、いいか…何でも使えるって事だろ
この世界では、普通にいくつも属性使えるのかもしれんし…
それよりも、せっかく水の魔法を手に入れたんだから
魔石に水の魔法を込めてみようか!」
ユウキは、早速インベントリの中から魔石を1つ取り出す
透明な綺麗な石を手に持ち、その中へ水の魔法を入れるイメージをする
ちなみに、魔法を使う時に詠唱破棄を出来る人がいる
何を出すのかイメージする事で発動するのだが…
実はユウキにはそれが出来る…が、本人無自覚のうちにやっている
ユウキが詠唱破棄について知るのは、まだまだ先の話
「わぁ!出来た~!!」
先程の透明な石から、青い石へと姿を変えた魔石が、ユウキの手の中にあった
水の魔石を作れた事に喜び、跳ねまわり、そして流し台で顔を洗った
「じゃ、今の魔法を止めて…魔石を組み込もうか…」
魔法を止めるのは簡単で、消すイメージをするだけで、止まる
攻撃魔法は対象物に当たると消えたり
発動した人から一定の距離を離れると消滅する
「よいしょっと…」
魔石の組み込みは簡単で、つけたいと思ったところに、魔石がくっつく仕組みだ
どうしてくっつくのかは…まぁ、そういう性質だとしか言えない
「これで、簡単に水が出せるようになったぞ!
じゃあ、この調子で初級魔法を覚えておこう!」
ユウキは、メモ帳として出した紙をフル活用し、魔法陣を書いていく
☆魔法:火を獲得しました☆
☆魔法:氷を獲得しました☆
☆魔法:雷を獲得しました☆
☆魔法:光を獲得しました☆
☆魔法:木を獲得しました☆
☆魔法:土を獲得しました☆
☆魔法:闇を獲得しました☆
☆魔法:風を獲得しました☆
「あれ?複合って…どうやったらゲットできるんだ?」
☆魔法:ヒールを獲得しました☆
☆魔法:異常回復を獲得しました☆
☆魔法:浄化を獲得しました☆
☆魔法:消去を獲得しました☆
☆魔法:時間停止を獲得しました☆
思いつく物から、片っ端に書いて発動させる
しかし、複合という物が分からず、頭をひねる
昨日の本には、複合という物は載っていなかったのだ
「まぁ、そのうち分かるか…」
分からない物は、仕方がない…と言うように、ユウキは考える事を放棄した
そして、獲得した魔法のうち、光の魔法で5個の魔石を…
火の魔法で3個の魔石、水の魔法で2個の魔石、
氷の魔法で氷の魔性を1個、消去の魔法で3個の魔石を作った
魔石を1つ作るのに、必要なMPは1
なので、初めの1つと、現在の合計で15のMP消費となる
「残りのMPは135か…
まぁ、いっか…」
魔法を使わないと敵が倒せないわけではないので
MPが無くなっても、そこまでの危機感は無い
それよりも、先に出来た魔石を設置していく事が急務であった
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