　これで最後になります。一番大事と私が考えているのがこれ。世界観です。

　大作を書くつもりでなければ、隙なくゴリゴリに練り込む必要はないと思いますが、ある程度以上にはしっかりしておかないと、物語が途中で空中分解してしまいます。骨組みですからね。

　まず、何を書きたいのかテーマを決め、それに肉付けしていく。一番楽しい時間でもあります。これから全てが始まるのですから。

　完成した世界観はどこかにメモっておいた方がいいです。書いているうちに、忘れてしまう事もあり得ますので。

　これを元に物語の骨子を設定として纏めていくわけですが、まず自分が混乱してしまうような設定はしない方がいいです。お金の単位とか時間の単位とか距離の単位とか言語とか……まあ、様々です。私は馬鹿なので普通に「こっち」の世界のものを使いますが、読者様がすんなり理解出来る方が何かといいと思います。自分が混乱してしまう設定は、読者様はより混乱しますので……。まあ、ご都合主義満載ですけれど（笑）

　うーん、そんな感じですかね。

　なんとなくで一気に突っ走る書き方もありますが、途中で詰まらなければありだと思っています。すぐ息切れする私には出来ないですが……。

　人により書き方は色々あります。私ごときがどれが正しいなんて言うつもりなんてありません。私も書き方を勉強中の身ですから。

　というわけで、毒にも薬にもならないエッセイでした。