「すみ」

どう呼べばいいか困った

みんなはあだ名で呼んでいるから

特別なものを欲した

愛しいその名を大事にしたくて





きみは傷つけるだけ傷つけて自由に飛び去ってしまった。





仲良くなって、友人になって、たくさん話して、他愛の無い事で笑って、休日に出かけて、食事をして、夜まで飲んで、話して、相談をして、助けて、助けられて、

君は加害者なのに。





堅苦しくルールを守らなければよかった。真面目こそ損をする。





ルール破りの愛しい彼ら。





いい人でありたいと願うのは素晴らしいことだ。

いい人であろうとするのは尊いことだ。

いい人であるのは滑稽なことだ。





「あの人の口に戸は立てられないさ」

「おしゃべりずき」

「口は災いの元」

「「でも、そのおかげで生きながらえた」」





「気にせず行っていらっしゃい、楽しんでおいで」

そんな言葉、嘘っぱち。優しいわけではないからね、何も思わないわけはないからね。





優しさにあぐらをかいてどん底に





願ったことは望まれなかったこと





編んで結んで願いを込めた。

切れたあとも願うものを。





結んだ糸は左の指からほどけてしまった。





青い願いはどうなった?

聞くに聞けずに時が過ぎ

打ち捨てられぬことを思う





白を赤く変えられる

規則破りの液体に

嫉妬を抱いて楽しんだ

君の熱を思い出し

独り

顔を赤くする

破る規則はもうない





欲をもつのは私だけ

けれどあなたは触れてきた

欲をもたないその時に





いい人でいたい君を嗤う僕を君はどうする?





夏だったから。

花火のように燃えて燃えて燃えて燃えて、

パッと消えてしまったんだ。





けれど火薬の臭いが鼻につき、一瞬の美しさを汚した。





君の名が好きだった

その由来を誇らしげに話す君が

私の名を好きといった君が

好きだった

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