随筆十八:無いっ!をテーマにしてみたら・・・
心桜「こんにちは! ・・・って、あれ?」
心桜「つっちゃー居る? ・・・居ない!?」
心桜「笹夜せんぱ~い! ・・・今日・・・だよね? あたし、場所間違えた?」
七夏「あ、ここちゃー☆ いらっしゃいです☆」
心桜「あっ! つっちゃー! 良かった!」
七夏「くすっ☆」
心桜「良くないっ!!!」
七夏「ひゃっ☆ どしたの?」
心桜「今日、これって事は・・・『無い』って事だよね?」
七夏「え!?」
心桜「本編だよ! 本編っ!」
七夏「あ・・・えっと・・・」
心桜「ま、別にいいんだけどさ、流れをぶった切る事になるからねー」
七夏「流れ?」
心桜「そうそう! まあ、今回は区切りって言う意味ではまだましだけど」
七夏「え!?」
心桜「ほら! よくあるじゃない? いい所で引っ張るヤツ!」
七夏「引っ張る?」
心桜「例えばテレビで、いいところでCMが入って、先が気になるから待つでしょ!?」
七夏「あ、テレビ・・・はい☆」
心桜「んで、いよいよかって思ったら、『ここまでは、ご覧のスポンサーの提供で~』ってなって、また更にCMが入るヤツ!」
七夏「あ、それはありますね」
心桜「この時点で、だいぶイラッ! ・・・っと、くるんだけど!」
七夏「そうなの!?」
心桜「流れに流されて、ただ待ってる自分にっ!」
七夏「自分・・・ここちゃー?」
心桜「待ってる間に、他の番組を見てみるとか出来るよね!?」
七夏「あ! 確かに」
心桜「んで、他の番組をチェックしたら、他の番組も同じCMやってて『おっ!』ってなって、無意味にチャンネル間を行ったり来たりした事って無い?」
七夏「えっと、ない・・・かな」
心桜「無い!? 今日はやっぱ無いって事か!」
七夏「え!?」
心桜「あ、いやいや! んで、そのままチャンネル間を往復してたら、そのCMが終わってシンクロが解除されて・・・あーあ・・・って、なるよね!?」
七夏「なるの!?」
心桜「え!? あ、無いなら分かんないか」
七夏「くすっ☆」
心桜「ここまで来たらさ、もう一回『ご覧のCMは、ご覧のスポンサーの提供で~』って、もう一回被せて来いっ! そのくらいこだわれっ!」
七夏「え!?」
心桜「そういう、予想外な展開が待ってたなら、被ってもよし! とするっ!」
七夏「そうなの?」
心桜「だいたい、『被り』って良い事無いよね?」
七夏「どんな風にかな?」
心桜「例えば、キャラが被る」
七夏「キャラ?」
心桜「見た目が同じような感じで、性格も似てたら、うわっ! 被った! ・・・ってならない?」
七夏「お二人で一緒に何か行えば良いかもです☆」
心桜「役割としては、どっちかでいいとしたら、ふたりデスマッチ!」
七夏「えっと、それぞれが別の番組に出演されればいいのかな?」
心桜「んー・・・干渉回避・・・か。ま、それもひとつの方法か」
七夏「はい☆」
心桜「他にはさ、ガチャとかで同じアイテムが被りまくる・・・これもなかなか来るものがあるよね?」
七夏「がちゃ?」
心桜「がちゃがちゃの事!」
七夏「あ、はい! 昔、ここちゃーと一緒のが出て、お揃いだねっ! って、ここちゃー喜んでくれました☆」
心桜「うっ・・・そ、それは・・・あー! なんというかもうっ!」
七夏「私も、ここちゃーと一緒で良かったなって☆」
心桜「ガチャの件は無かった事にする!」
七夏「ここちゃー! お耳赤くなってます☆」
心桜「わわっ! つっちゃー! そういう事は言わないっ!」
七夏「でも話さないと伝わらないから・・・」
心桜「伝えなくていいっ! そ、そう言えば笹夜先輩は?」
七夏「えっと、用事があるみたいです☆」
心桜「今日は、こっちに来られれないのかな?」
七夏「どうなのかな?」
心桜「なんだかんだと言いながらも『随筆』は、少し久々だからね」
七夏「くすっ☆」
心桜「突然、ポンッ! とバトンを渡されても、どうすればいいのか・・・」
七夏「いつもと一緒でいいと思います☆」
心桜「そういう所は、流石というか・・・なんと言うか」
笹夜「こんにちは♪」
心桜「おっ! 笹夜先輩! こんにちは!」
七夏「こんにちはです☆」
笹夜「すみません。遅くなってしまって」
心桜「いえいえ、お忙しいみたいですから」
笹夜「今日は、どんなお話なのかしら?」
心桜「それが、無いんですよ!」
笹夜「ナイン!?」
心桜「あ、いえいえ『無い』です!」
笹夜「あ、『無』かしら?」
心桜「そうそう、特に何か話題があった訳では・・・ねっ! つっちゃー! ・・・って、居ないんかーい!」
七夏「え!? どしたの? ここちゃー?」
心桜「って、そっちに居るんかーい!」
七夏「??? えっと、はい☆ 冷茶どうぞです☆」
笹夜「ありがとう♪ 七夏ちゃん♪」
心桜「あっ! ありがとね!」
七夏「くすっ☆」
笹夜「それで、その『無い』って、どういう事かしら?」
心桜「色々と『無い』について話してただけで、特に深い意味は無くて」
笹夜「何かが無いという事かしら?」
心桜「あ、そうそう、元々は本編が無い・・・から始まったんだっけ?」
七夏「無いから始まる・・・そんな、お話があったかな?」
笹夜「『無』から始まったのは、この世界かしら?」
心桜「また、壮大な所に旗を立てましたね!」
七夏「この世界?」
笹夜「ええ♪ ビッグバンかしら?」
心桜「ビッグバン!?」
笹夜「宇宙の始まり・・・ビッグバン理論では、宇宙は『無』の状態から誕生した事になっています」
七夏「えっと、何も無いところから始まるのは分かりますけど・・・」
心桜「え!? つっちゃー分かるの!?」
七夏「『無い所から始まる事』についてです☆」
心桜「あ、そういう事ね」
笹夜「『無』から突然、この世界が始まった理由については、分かっていないですね」
心桜「もう、あたし付いてゆけない・・・」
笹夜「ですから『無い』という事は『有る』に繋がるのです♪」
心桜「無いと有るは表裏一体って事か!」
笹夜「そうなりますね♪」
心桜「って事は、今回の『本編無い』も、まあ分からなくも無いけど・・・」
笹夜「今までのお話が『有る』から、今回の『無い』も存在できた訳です♪」
心桜「なんか、上手く言えないけど、つっちゃー!!!」
七夏「はい!」
心桜「この世界が無くならない様に、頑張るんだよ!」
七夏「はい☆」
心桜「って事で、つっちゃーが頑張る『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
笹夜「私も、頑張って繋いでまいりますね♪」
心桜「ありがとうございます! あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
心桜「そして・・・おーい! 原作者! よろしく頼むよ! 次は『無い』からねっ!」
七夏「え!?」
笹夜「まあ!」
心桜「あははっ! 冗談だって!」
七夏「良かった☆」
心桜「良く無いっ!」
七夏「ひゃっ☆」
笹夜「まあ♪ D.C.かしら?」
心桜「え!?」
随筆十八 完
------------
随筆十八 をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も鋭意制作中ですので、どうぞよろしくお願い申しあげます!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます