さあ、結末をかたれよ
小雨路 あんづ
プロローグ
影族が信仰する「影王信仰」に対するかのように、人間たちが信じるのは「蛇神信仰」であった。
影王。それはかつての影族の王であり、人を殺す権利を影族に与えるため今も真理の門にて本物の影になっても磔にされているとされるものである。その影王に供物をささげることによって磔にされる時間は減り、再びこの地に戻ってくるというのが影王信仰の聖書の話だ。
対して。蛇神信仰はそうではない。「蛇神」とは、昔栄華を誇り最強の城塞都市とされた影族の街「アンジェリカ・キラル」を一夜にして滅ぼしたという伝説上の生き物で。現在は地下深くに封印されていると考えられており、いまこの地を蹂躙している影族を再び倒してくれると信じて信仰される宗教である。その中でも諸説あるが、天使を4人集めると召喚できることや武器化一門の末裔であったことは確実とされている。
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