第2話 ふつふつ。

想いを馳せ 募らせる。

たった ほんの一瞬で。

自分なりには段階を踏んだつもり。

それでも ほんとの一瞬で。


過去を知ってようと知っていまいと、

感情が湧き出たら 止まらない。


慎重とは似ても似つかない

謎の自信と期待に賭けをしはじめる。


敗けるか否や、何よりもその瞬が一番

自分が頭を使う時だ。


そのわりに考えは実に浅はかで単純なものばかり。

裏を返し表を返し、また裏を返し。


プラマイゼロの無限回路は本当に意味がない。

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