第412話 五章まとめ【国】

五章までのまとめ


ーー 国 ーー


【ウォーロー】

リューセ山脈の東端の麓に広がる国で、通称音楽家の国と呼ばれる。音を使った魔法の発祥地で、音撃器から奏でられる音を使い、牽制、威嚇、睡魔、回復など多種多様な楽譜が存在する。もちろん楽譜に頼らない者もいるが、ごくわずか。

隣のイリオナの歌うような神聖魔法と合わせると劇的な効果を発揮する。

各村に、第一次人魔大戦時の絵が飾ってあり、見るものを惚れ惚れさせたりしている。



【山之都】

有翼人種、天狗が住まう地で、山の背の高い木の間に街がある。翼の種類によって部落が違うが、圧倒的に多いのがカラスで、次に多いのが猛禽類、その次に燕が来るが、ごくたまに種類不明なのもいる。

マテラと華宝の間にある禽居乘で数年間修行をする。

鳥の言葉が分かる。



【モントゴーラ】

朱麗馬の発祥地で、騎馬民族とケンタウルスの国。見渡す限りの草原で、そこを遊牧民達が馬(駿馬ではない普通の馬)や輸出用の駿馬、羊や山羊などを飼って暮らしている。歩くよりも前に騎乗する人達なので、どんな暴れ馬でも乗り回す事ができ、弓の名手。ケンタウルスとの小競り合いも頻発するため腕っぷしは強く、乗馬によって鍛えられた足腰をうまく使ったハンマーによる打撃は岩を割る程。ハンマー割りという大会があるくらい浸透しているので、ハンマーを片手に怒ったモントゴーラ人がやって来たら注意。



【イリオナ】

サンステラ湖に浮かぶ王宮が有名な国で、温泉があちこちに湧き、癒しの国と呼ばれる。歌うような詠唱によって傷を癒す魔法が盛んで、数多くの医療魔術師や医者がここで学んでいく。大きな学校や病院もある。そして、良質なナマコモドキが採れる事も有名。初代勇者がここの温泉に浸かり傷を癒したという伝説があり、それを売りにしている所もある。



【プローセルン】

リューセ山脈の頂上付近にある国。何故そんなところにあるのか疑問だが、恐らく飛鳥馬育成にもっとも適した地を探して辿り着いたのだろうと思われる。世界でも珍しい飛鳥馬を乗りこなす人々がおり、気質は勇敢。迷い込んだ飛竜にも襲い掛かり、蹴散らした程。元はドルイプチェと同じ民族だったから物作りに秀でており、特に騎馬用の道具は頑丈さが売り。



【ドルイプチェ】

剣士の国、物作りの国と呼ばれ、ここで作られる武器は多くの国の自警隊や軍が愛用している。とても生真面目な性質。しかし酒を飲むと豹変し陽気になる。余談だが、元々筋肉質で力が強いので、酒を飲んで判断力が鈍り加減を間違えて自宅を破壊したりし、酔いが覚めて物凄い落ち込んでいる姿を度々見掛ける。

よって、酒場には用心棒が欠かせない。

芋がたくさん出る。



【パルジューナ】

芸術の国と言われる。その名の通り街中には細かい装飾がされており、人々も出来るだけ綺麗な物を身に纏うようにしている。男も女も関係なく美しければ良いという気質のせいか、性別不明なものも多い。そんなパルジューナの人達に魔方陣が見付かり、あっという間にカスタマイズされ、今では街のあちこちに美しい彫刻のような魔方陣が設置され、携帯魔方陣も普及している。だが、完成された魔方陣を勝手にカスタマイズするパルジューナに怒るギリス人と、ギリス製魔方陣はダサいと直球で言うパルジューナ人という構図でよく争いが起きている。というか魔方陣だけではなく昔から色々と趣味が合わず、仲が悪い。



【ギリス・グレンドニア】

魔法の国と名高い国。世界樹が国の真ん中にあり、そこから蜘蛛の巣状に街が展開している。住人の殆どが魔力量が多く、幼いうちから魔法の事について学び、研究に励んでいる。その為、研究家が多いのかなんなのか変人が多い。例えるならば、考え事しながら歩いて崖から落ちる。一週間自室に籠り餓死しかける。研究のためだと危険生物へ自ら突進など上げればキリがなく、各国からギリス人=ヤバいとなってる。だが、実力はお墨付きなので、魔法関連だと頼もしい。

パルジューナとは犬猿の仲。



【ノーブル】

探検家が多い。好奇心旺盛な人が集まり、様々な研究開発をしている。主に遺跡関連だが、最近では魔法を使わずとも魔法のような事が出来るような研究が盛んになっており、悪魔の持ち物だろうが何だろうが持ち帰って分解して組み立てている。どっかから来た旅人がちょっと頭のイカれた奴で、そいつの言う事を半信半疑で作ってみたら銃が完成した。今は故人だが、その人の名前のついた会社で製造される銃が世界中に出回ってる。現在、ここで対悪魔用の武器を開発中。



【リオンスシャーレ】

大陸の西の大部分を占める国。北と南で気候が違う。二代目勇者の故郷があるらしい。

ギルドの総本部があり、防衛軍の本部が作られた。

昔は相当栄えていたが、第二次人魔大戦で受けたダメージにより、世界の大国の名は返上したが、それでもまだ重要な施設がここに作られたりしている。

『古き良き大国』の代名詞。現在は悪魔の攻撃によってのダメージを急ピッチで復旧中。



【ハシ】

大国の中央南部の国、獣人ガラージャの国で、情報が少ない。ジャングルが多く、奇襲作戦で何とかしようとしたが、途絶える事のない攻撃に敗北した。



【ウヴラーダ】

同じく、ハシの上にある国で獣人ガラージャの国。ハシと連携してやろうとしたが、悪魔の攻撃が思いの外早く、あっという間に分断されてしまい敗北した。



【サーザ】

砂漠の国。元々人口が少ないので戦う間もなくやられた。何とか住人の殆どが避難できたが、悔しさに唇を噛み締める。

だが、砂漠を移動する悪魔にも砂漠の過酷さが襲い掛かり、少ないながらも犠牲者が出ているので内心ザマァと思ってたりなかったり。



【ドーヴォ】

武人の国。隣のサーザが瞬殺されたのを見て緊急会議が開かれている。

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