第42話 三人

 今日も支援センター。五つ年下の男の子は、ちょっと言葉づかいが悪い。まあ、でも、僕もちゃんとしてなかった時期があるからなぁ。なれてますよ、こういうのは。それからプログラムのボランティアに向けて色んな人が集まってくる。僕も年下の男の子とばっかり喋っていられないから、色んな人に声をかけて行く。ボランティアが始まると男の子は参加せず。さっきまで、キャッチボールをしてたけど、今は今。僕たちは雑談をしながら作業に集中する。

 そして、ボランティアが終わって、僕と純子さんと姉上とWさんとで雑談をする。それも終わって純子さんのお見送り。純子さんはまたも「死にたい」と言う。僕からは何もかけるべき言葉が思いつかなかった。けれども、純子さんは「野口さんと姉上にいつも喋ってくれて、ありがとうございます」と言ってくれた。とりあえずは一安心かな? 純子さん、自殺したら、絶対に許さないからね?

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